イェーガー派の目的は?対立構造考察!進撃の巨人エレン・ミカサ・ハンジについて

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主要メンバーは反イェーガー派に

ミカサやアルミンなど、主要なキャラクターはほとんど、イェーガー派には参加せず、エレンを止める立場となっています。さらに、一時は裏切り者として調査兵団と命の奪い合いをしていたライナーやアニ、マーレの戦士でエルディア人の抹殺が目的だったガビなども、反イェーガー派として協力します。

大切なエレンに大量虐殺をしてほしくない、正義として虐殺は止めるべき、地ならしから家族を守るためなど、理由は人それぞれです。

そして、それだけ大勢の人物を、調査兵団の団長であるハンジが取りまとめます。作中ではその反イェーガー派の目線で描写されることも多いため、ハンジ達が正義で、主人公であるはずのエレンが悪のように感じられる読者も大勢いるでしょう。

エレン自身は止められるつもりでいた可能性

イェーガー派のトップはエレン自身ですが、他のイェーガー派とは少し異なる考えを持っていた可能性があります。

そもそもエレンが持っていた進撃の巨人には、未来を見通せる能力があり、自分の試みが成功しないということはわかっていた可能性が高いです。そのため、仲間に止められること前提で、ことが進められたと考えるのが妥当でしょう。

ただ、各々の目的が何であれ、地ならしが実行されたことには変わりありません。

主人公が悪となる進撃の巨人の魅力

進撃の巨人の物語の後半では、エレンを始めとするイェーガー派は、悪の組織のように描かれます。それまで自由のために戦っていた主人公エレンが、自由を求めすぎるあまり暴走する形です。

そんな先の読めない展開が、進撃の巨人が人気の理由のひとつです。

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