岡田栄吾(大雪りばぁねっと元代表)の逮捕・横領容疑・出所について調査してみた

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「NPO法人大雪りばぁねっと」と横領事件

「NPO法人大雪りばぁねっと」は、北海道の石狩川上流域での環境保全や自治体のレスキュー隊への救助訓練の指導などを行っていた特定非営利活動法人です。北海道の旭川にあり2005年に北海道から認証を受け設立。2011年3月に発生した東日本大震災の被災地である岩手県山田町に復興支援に入り活動をしていました。

山田町と2011年度の雇用事業の委託契約を締結し、様々な施設を建設し多くの従業員を抱えていました。しかし、高額なボートや水上バイクを購入するなどずさんな運営をしていたことが、のちに明るみになっていきます。

事業費7億9千万で締結したものが年末には残高が75万円しかないことが発覚し、山田町は事業の打ち切りを決めます。「大雪りばぁねっと」は全従業員137人を解雇し、旭川市と岩手県、山田町とを巻き込む大きな問題に発展していきます。

2014年2月に山田町は岩手県警察に告訴状を提出し即日受理されました。そこで、岡田栄悟と経理担当だった妻、当時旭川市在住でありながら高額な給与を受け取っていた母親、リース会社代表の妻の弟など親族を含む計5人が業務上横領容疑で逮捕されています。その後、岡田栄悟は懲役6年の実刑判決を受け確定しました。

岡田栄吾の生い立ち

東日本大震災復興費の6億7千万円を横領した事件で名が知られた「NPO法人大雪りばぁねっと」元代表の岡田栄吾。「定時制高校を卒業後に建設会社に勤務していたらしい」という情報がネット上にある程度で、経歴については詳しくわかっていません。

ただ、2001年に窃盗罪で逮捕されているという噂があるようです。しかし、2005年に「NPO法人大雪りばぁねっと」を立ち上げ活動をしているので、それなりの人脈や知識があったのでしょう。