ダークファンタジー「剣の王国」
「剣の王国」は、2014年からcomicoで連載がスタートしました。comicoとは、スマホ向けのアプリで、縦スクロールで読むスタイルです。
現在はMAGCOMIでリバイバル連載中です。
ここからはネタバレになります。「剣の王国」は、主人公の少年が魔女の師匠を殺されて、復讐を誓う物語です。平和な王国には三人の魔女がいましたが、長女は美しく、次女は賢いという特徴があります。そして、三女には弟子を育てる才能がありました。
ところが、長女が王国を支配するようになると、冷酷な政治が行われるようになります。三女は平和を取り戻すべく反乱を起こしますが、長女に殺害されます。
主人公の師匠とは、三女のことです。師匠を失った主人公は、孤島に隔離されたり、敵に追われたりしながら、バトルを続けます。
本作品の特徴は、魔女や竜、剣などファンタジーに特有な要素がふんだんに盛り込まれているところです。しかも、師匠の敵を討つ王道のストーリーです。
リアリティあふれるバトルシーンもあるので、ダークファンタジーを読むことが好きな方に向いています。また、作者のyoruhashiは画力が高く、キャラクターのデッサンに狂いはありません。
きれいで読みやすい絵柄なので、安定感があります。建物や武器も丁寧に描かれており、美しい構図を堪能できます。
「剣の王国」と「はめつのおうこく」について
「剣の王国」と「はめつのおうこく」は、どちらもyoruhashiが描いた作品です。「剣の王国」には、打ち切りの噂があります。けれど、それは真実ではありません。
2020年までcomicoで「剣の王国」を連載していましたが、その後はほかのサイトに移籍しました。また、2019年から「はめつのおうこく」の連載がスタートしました。「はめつのおうこく」もダークファンタジーと呼ばれる少年漫画で、魔法を扱うキャラクターたちが登場します。
「剣の王国」と「はめつのおうこく」は設定が似ています。そのために、「剣の王国」が打ち切りになって「はめつのおうこく」が始まったと誤解したファンもいました。真相はサイトの移籍であり、打ち切りではありません。
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