山下清死因は脳出血?注目映画作品裸の大将の天才放浪画家山下清を紹介

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架空の人物ではなく実在する

1990年前後の日本において、2カ月に一度くらいのペースで放送される芦谷雁之助主演のフジテレビ系ドラマ「裸の大将」は一世を風靡していました。

世代を問わず老若男女が楽しめる作品に仕上がっており、キャストも超豪華だったため毎回の放送を生きがいにしていたような国民も多く存在していたと言われます。

1981年には映画版も公開されたこの作品にて芦尾雁之助は山下清という、軽度の知的障害をもっているほか「どもり」を特徴とする愛くるしいキャラクターを演じていました。

幼い子供達やにわかファンなどの中には、架空の人物と思っている人も一定数いるようですが、山下清という人物は決して架空の人物ではなく実在する画家です。

天才・山下清の人生

山下清という男性は大正時代後期から昭和時代中期までを生きた日本人男性です。具体的には第一次世界大戦終戦後の大正11年(1922年)、東京の浅草エリアにて生まれました。

出生時点では健康優良児であったものの3歳の頃に大病を患い、その後遺症として軽度の知的障害などが残ってしまいます。

それが原因で知的障害者施設で暮らす生活を余儀なくされたものの、貼り絵の分野で類まれなる才能を発揮し、10代後半の若さで個展を開催するレベルにまでなりました。

その後、第二次世界大戦が勃発すると、徴兵から逃れたいといった理由から地元を離れて都外を放浪しはじめます。

はじめのほうは近距離を放浪していたものの、第二次世界大戦後後の1950年代半ばに放浪画家として大ブレイクしてからは、その行動範囲を全国へと広げました。