ソドムの市ネタバレあり!トラウマ映画の結末までのあらすじ、感想、レビューまとめ

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映画「ソドムの市」のあらすじ!イタリアで快楽にふける上流階級の物語

「ソドムの市」は第二次世界大戦中のイタリアを舞台にしています。以下、簡潔にストーリーをまとめていきます。

#スカトロや拷問の連続
時代はイタリアが連合国に降伏した直後です。大統領と大司教、最高判事、公爵の4人は北イタリアへと集まり、新しい共和国を作りました。

その共和国は外部からの干渉を一切受けません。4人は美女と美男子とともに屋敷へとこもり、快楽の限りを尽くしていました。やがて彼らの行為はエスカレートし、スカトロや拷問が始まります。

#不愉快な結末の衝撃
あらすじらしいあらすじはほとんどなく、「ソドムの市」は多くの場面で残虐な行いが描写され続けます。登場人物は全裸で、欲望のままに行動し続けるのです。

共和国の極悪非道ぶりを止めるものはなく、思わず観客は目を背けたくなるでしょう。結末では、少年少女たちが殺され、権力者たちが微笑みます。

なぜ「ソドムの市」のような映画が作られたのか

「ソドムの市」は非常にグロテスクで見る人を選ぶ映画です。以下、本作が撮られた理由について解説します。

#監督の作家性が集約
監督のピエル・パオロ・パゾリーニは人間の本性に興味を持っており、性や暴力についての映画を作り続けていました。また、神話や聖書をモチーフにした作品も得意としています。

「ソドムの市」はパゾリーニの作家性が集約された映画であり、上流階級の偽善を露にしていきます。

#暴力への怒り
本作の主人公が権力者に設定されているのは、彼らが自分の立場を利用して傲慢に振舞っているとの批判精神です。さらに、イタリアで色濃く残っていた、ファシズムへの反感もありました。

パゾリーニは暴力を肯定しているのではなく、むしろ怒りがあるからこそ「ソドムの市」を完成させたのです。