カイジぐにゃあとは何?福本伸行の漫画カイジの独特なぐにゃあについて

漫画・小説

20年以上連載をしている「カイジ」シリーズ

福本伸行の作品の中でも、特に多くの人に知られているのが「賭博黙示録カイジ」です。この作品が連載されていたのは講談社の週刊ヤングマガジンで、1996年から1999年にかけて連載されていました。

その後、この作品の続編である「賭博破戒録カイジ 」の連載がスタートし、さらに「賭博堕天録カイジ 」「賭博堕天録カイジ 和也編 」が続けて連載されています。その後に連載された2つの作品を含めて、「カイジ」シリーズは現在までに6つの作品が発表されています。

最新作の「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」は2022年現在でも、ヤングマガジンに連載中です。すでに20年以上にわたって連載されているこのシリーズの人気の理由の一つは、この漫画ならではの独特な表現で、ファンの間では「カイジぐにゃあ」という名前で呼ばれています。

「カイジぐにゃあ」とはどのようなものか

福本伸行が漫画「カイジ」の中で多用している「カイジぐにゃあ」という独特な表現方法は、多くの読者の印象に強く残っています。作者がそのように命名したわけではなく、いつの頃からかファンがそのように言うようになりました。

「カイジ」の作品中でこの表現が使用されるのは、主人公の伊藤開司をはじめ、登場人物が絶望的な状況に陥った時です。福本伸行は、このような場合の登場人物たちの気持ちを、顔や体を大幅に歪ませることで表現しています。

この顔や体が歪んでいる様子が非常にインパクトがあることから、ファンの間で「カイジぐにゃあ」と呼ばれるようになりました。まるで、「ぐにゃあ」と音を立てて顔や体が歪んでいるように見えることが、こうした名前がつけられた理由ですが、実際に「ぐにゃあ」と音が出ているわけではありません。