【ジパング】ネタバレ感想!漫画43巻最後の終わり方はどう?レビューを調査

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壮大な戦記漫画「ジパング」

「ジパング」は、海上自衛隊のイージス艦みらいが1942年にタイムスリップするストーリーです。しかも、乗船している海上自衛官たちもすべて過去に送り込まれます。

「ジパング」は2000年から2009年まで連載されました。単行本は全43巻が発行され、アニメ化も実現した大人気作です。講談社漫画賞一般部門を受賞しており、骨太の大河ドラマとして読み継がれています。戦争や国防など、現代にも通じる問題を正面から扱っており、読みごたえがあります。

ここからはネタバレになりますが、海上自衛官である主人公は、艦内で激しく動揺します。それは、歴史を変えても悲劇を防ぐべきなのか、歴史を塗り替えてはいけないのかという問題です。その葛藤は、最終巻の43巻まで続きます。

最終巻の結末は、ファンの間で賛否両論です。なぜなら、主人公を残して全員が死んでしまうためです。主人公は生き残り、名前を変えてアメリカに渡り、事業を起こします。時を経て、年老いた主人公は涙を流しながら、イージス艦みらいの出航を見送ります。そこには、かつての同僚たちの姿があります。

「むごいラスト」と落胆するファンもいましたが、「歴史を変えてはいけない」ことに納得するファンもいました。その理由は、死ななければ現代に生まれ変わることができないからです。そのために「生き残った主人公が一番かわいそう」と同情するレビューも多いです。

「ジパング」は史実に基づきながら創造された、壮大なファンタジー戦記漫画です。

「ジパング」は打ち切りなのか?

「ジパング」のレビューは、評価が二つに分かれています。老いた主人公の孤独な姿に「泣ける」とレビューを書いたファンは多いのですが、「ラストが駆け足に感じられた」と不満を持つファンもいます。

実際に戦後編は話数が少ないために、打ち切りではないかと噂されました。全43巻の超大作ですが、戦時中に焦点をあてるために、戦後編を長く描くことを作者のかわぐちかいじは避けたのかもしれません。

「ジパング」は完成度の高い作品なので、打ち切りの可能性はありません。