悪の教典続編はあるのか?貴志祐介小説映画化の続編はあるのか?ネタバレ解説あり

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バイオレンスホラーの傑作「悪の教典」

「悪の教典」とは、2010年に単行本が発行された貴志祐介の小説です。カテゴリーはバイオレンスホラーで、サイコキラーの男性高校教師が主人公です。

ここからは、あらすじのネタバレになります。

主人公の蓮実は容姿端麗で頭がよく、職場では信頼を得ていますが、お気に入りの美少女ばかりを自分のクラスに引き入れるなど、問題のある教師です。

強盗に見せかけ、自分の両親を殺したこともあります。自分の罪が発覚することを恐れ、文化祭の準備をするために学校に泊まり込んだ生徒たちを全員殺害するべく蓮実は行動を起こします。

ほかの教師に罪をかぶせようとしますが、生き残った生徒二人の証言により、蓮実の犯行だと明るみになりました。

ラストで、蓮実は警察に逮捕されます。けれど、「生徒たちが悪魔にとり憑かれていた」と意味不明なことを口走り、後味の悪い結末でした。

「悪の教典」のメディア展開

「悪の教典」は、2012年にコミカライズおよび実写映画化されました。漫画の作画を担当したのは烏山英司で、2012年から2015年の間に全9巻の単行本が出ました。

原作に忠実なストーリー展開で、読者からの評価は高いです。端正な顔立ちの蓮実は、原作のイメージにぴったりでした。

また、実写映画では、主人公の蓮実を伊藤英明が演じました。長身で黒髪、クールな表情は蓮実そのものでした。ほかに、二階堂ふみや染谷将太、林遣都など、実力派の若手女優と俳優をそろえており、完璧なキャスティングでした。

「悪の教典」はバイオレンスホラーなので、殺戮など残虐なシーンがたくさんあります。そのために、実写映画はR15指定されましたが、反響は大きく、興行収入は20億円を突破しました。