【歌劇の国のアリス】漫画は打ち切りだった?『学園アリス』続編ストーリーの感想

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大人気少女漫画の続編「歌劇の国のアリス」

「歌劇の国のアリス」は、樋口橘が描いた少女漫画です。代表作「学園アリス」は全31巻の大作で、本作品はその続編です。

ここからはネタバレになりますが、アリスという不思議な能力を持つ生徒が集まる学園に、女子だけが学ぶ音楽学校が併設されているという設定です。

音楽学校には一般人も入れるので、アリス学園の生徒である兄に会うことを目的に、ヒロインは受験して合格します。特殊な能力を持たないために、ヒロインは差別を受けることもあります。

けれど、嫌がらせに負けることなく、歌とダンスのレッスンをする姿には、多くのファンが共感しました。また、ある事情から、女装して音楽学校にまぎれ込んでいる男子と出会います。

その男子とヒロインの恋の行方も、見どころの一つです。

「歌劇の国のアリス」本作品の魅力は、可愛らしいキャラクターと華やかな作画です。少女漫画に特有な大きい目のキャラクターは、読者を魅了します。

さらに、実在の歌劇団をモデルにしているので、華麗な舞台が紙面で繰り広げられます。そのために、歌劇団のファンからも好評です。

本作品はファンタジーやロマンス、ミュージカルなどさまざまな要素が含まれており、読みごたえがあります。

「歌劇の国のアリス」の打ち切り疑惑について

「歌劇の国のアリス」は打ち切りだったのではないかという流れています。なぜなら、前作「学園アリス」に比べて、全3巻の本作品は短すぎるからです。

しかも、本作品には「学園アリス」のヒロインだった蜜柑が登場しており、長期連載を期待していたファンはたくさんいました。ここからネタバレですが、コンテストの結果が発表されて物語は終わります。

しかも、最終巻の3巻では伏線が回収されていません。前作のキャラクターの登場シーンも少なく、「もっと長く続いて欲しかった」と熱望するレビューは多かったです。

作者も単行本に「長く続くはずだった」とほのめかしており、打ち切りになった可能性は高いです。