【潔癖男子!青山くん】漫画は打ち切りだった?最終巻のネタバレ感想【13巻】

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笑えるスポ根「潔癖男子!青山くん」

「潔癖男子!青山くん」は、コメディ要素が強いスポ根です。作者の坂本拓は画力が高く、シャープで無駄のない線に定評があります。

デッサンに狂いがないために、安定感のある作画です。かっこいい男子だけではなく、かわいい女子も描ける漫画家です。

「潔癖男子!青山くん」は大人気作品で、アニメ化もされました。ここから、あらすじを紹介するのでネタバレになります。

主人公の青山くんは潔癖症なのに、汗や泥で汚れやすいサッカー部に所属しています。ヘディングなどのプレーはしないのに、青山くんは天才的な動きで点を取りまくります。

そのギャップが痛快で、たくさんの読者が惹きつけられました。本作品の特徴は、脇役もキャラが立っているところです。

青山くんを密かに想っているつもりなのに感情がダダ漏れの女子や、大財閥のお坊ちゃんでありながら熱血漢の先輩など、脇役も魅力的です。

さらに、高校生らしい恋愛模様も描かれており、ラブロマンスが好きな女性読者のハートもつかみました。

極度の潔癖男子がサッカー部に所属している設定は非現実的で、正統派のスポ根とは言えません。けれど、青山くんをはじめとするキャラクターたちがユニークで、楽しく読むことができます。

「潔癖男子!青山くん」の打ち切り疑惑について

「潔癖男子!青山くん」は1巻が2015年に刊行されてから、12巻と13巻が同時に発売された2018年まで連載が続きました。

スポ根は長期連載が多く、30巻を超える傾向があります。そのために、全13巻で完結した「潔癖男子!青山くん」には、打ち切りの噂が立ちました。

けれど、「潔癖男子!青山くん」に寄せられた感想は好意的で、人気をキープしたまま連載が終了したことがわかります。

特に、読みやすい絵柄は好感度が高く、作者の坂本拓に次回作を期待する感想が多かったです。スポ根としては短い連載期間でしたが、「潔癖男子!青山くん」は打ち切りではありません。