漫画「圧勝」の打ち切り説やコメント欄炎上問題について解説

漫画・小説

「圧勝」とはどんな漫画か

「圧勝」は、高校3年間を引きこもりながらゲームをして過ごした主人公の篠山が、大学入学のタイミングで青春を取り戻そうとするところから始まります。そして入学式で目を奪われた吉田という女性と、隣同士の部屋になります。

その設定だけだとラブコメのようなイメージを持たれるかもしれませんが、「圧勝」はどちらかというとサスペンス寄りの漫画です。殺人事件が起こったり、薬物が絡んできたりします。

そしてネタバレになりますが、最終的にはある行為による超能力のような要素まで出てきます。

多くの人の期待に背く形に

「圧勝」は単行本化もされ、その表紙は可愛らしい吉田のイラストが中心となっています。けれどその内容は生々しい事件やミステリアスな雰囲気が漂ったものなので、ラブコメを期待した人の期待には応えられません。

ただそれだけだとサスペンスやミステリーとして評価される可能性がありますが、そこも支離滅裂になることが多いです。登場人物が急に理解できない行動をしたり、伏線が回収されることなく追加され続けたりなど、読者が振り回される形です。

さらに登場人物を増やしながらその個々にはあまり深入りされない点や、1話ごとでは中々進展しないストーリーなど、漫画としてのクオリティに疑問を持つ読者も多いです。また表紙と比べると、本編の絵柄もそこまで気合の入ったものではありません。

したがって全体的な漫画の評価としては低めです。