一休さんのさよちゃんが死亡?アニメキャラは実在の人物?天皇の子供?

アニメ

実在の人物がモデルになったアニメ

アニメ「一休さん」の主人公である一休さんは仏教の修行をしながら寺で暮らしている小坊主です。室町時代に実在した僧侶、一休宗純がモデルであり、アニメで取り上げられたエピソードの幾つかは宗純に関する逸話がベースになっています。

また、一休さん以外にも寺の住職である外観和尚や侍の蜷川新右衛門、室町幕府の将軍である足利義満は実在した人物です。しかし、史実とアニメでは人物設定に様々な違いがあるので、アニメの内容をそのまま本当の話と見なすことはできません。

一休さんは後小松天皇の庶子という設定ですが、これは幾つもある説の一つであり、明確に判明したものではありません。

また、劇中で和尚様と呼ばれている外観和尚は像外集鑑が本当の名前です。

足利義満も史実では一休さんが生まれる前に将軍の職を退いて隠居していました。さよちゃんや兄弟子の秀念などアニメオリジナルのキャラクターも多数出てきます。

一休さんのとんちについて

とんちとはその時の状況に応じて即座に浮かぶ知恵を意味する言葉です。

とんちそのものは古くから知られていますが、とんちと言えば一休さん、というイメージが一般的になっているのはテレビアニメ「一休さん」が大きく影響しています。

劇中で出てくるとんちの多くは江戸時代に発行された書物「一休咄」から取られています。「一休咄」の内容は一休宗純に関する様々なエピソードをまとめたもので、アニメでも取り上げられた「屏風の虎退治」や「このはし渡るべからず」は「一休咄」から来ています。

しかし、「一休咄」で扱われているエピソードのすべてが一休宗純のものとは限らず、中には創作も含まれていることから史実に沿っているとは断言できないのも事実です。