【トランスポーター ザ・シリーズ】打ち切りの理由は?作品レビューを調査【ドラマ】

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「トランスポーター ザ・シリーズ」とは

「トランスポーター ザ・シリーズ」は映画「トランスポーター」をリメイクしたTVドラマ作品です。2012年にシーズン1が、2014年にシーズン2が制作されました。監督はブラッド・ターナー、主演はクリス・ヴァンスです。リメイクなので基本的な設定は映画を踏襲しています。

主人公はプロの運び屋です。高額な報酬と引き換えにどんなものでも運びます。契約遵守、依頼人の名前を聞かない、依頼品を開けないというルールを自らに課し、破れば死が待っているそうなのですがルールを破ってもまったく死にません。ルール破りは映画版のときからのお約束になっています。

「トランスポーター ザ・シリーズ」は制作当初から不運に見舞われていました。2011年の6月から制作が開始されたものの、映画版のイメージを壊さないためにはコストも表現の面でもハードルが高く難航しました。9月には製作総指揮を含めた多くのスタッフが入れ替えられ、現場もカナダに変更されました。

コスト面も落ち着きやっと本腰を入れて制作できると思った矢先の10月半ば、今度はアクションシーンの撮影中に主演のクリス・ヴァンスが足を負傷し撮影が延期されました。

シリーズ打ち切りはストーリーが原因?

ネットの作品レビューから「トランスポーター ザ・シリーズ」打ち切りの原因をさぐってみました。

もともと映画版とは違うという一定の批判はありましたが、このTVシリーズはあえて映画とは異なる世界観で作りたかったようです。作品は1話完結で、毎回異なる依頼品を運びます。

作品レビューでは「ドラマ全体を通した物語に面白みがない」「全話見ないとオチがわからないのに、全話見ると時間がかかる」というファンの声が挙がっています。

同時に「ドラマは本数がある分、1話の質が下がる」「運び屋の必要性を感じない案件多数」という意見もあり、1本ごとのストーリーにも全体を通した展開にも不満があったようです。「007みたい」や「水戸黄門のような安心できる展開」など、他の作品を思い浮かべた人もいました。