ジョンローン現在は?映画ラストエンペラーに出演していた俳優のその後の人生

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「ラストエンペラー」だけじゃない!絶頂期のジョン・ローンの出演作

ジョン・ローンといえば「ラストエンペラー」のイメージが強いものの、ほかにも名作にたくさん出演しています。この段落では、ジョン・ローンの代表作を紹介します。

ブレイクは「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」
1952年、香港で生まれたジョン・ローンは「キングコング」や「アイスマン」といった、ハリウッド大作で徐々に知名度を上げていきました。

そして、1985年の「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」で世界的にブレイクします。ローンの美しいルックスと演技力は高く評価され、以降は話題作へのオファーが相次ぎました。

#良作にも多数出演
孤独な皇帝を演じた「ラストエンペラー」を経て、ローンは「モダーンズ」「ラスト・ジゴロ」などの良作に出演しています。日本映画「チャイナシャドー」も話題を呼びました。

ただし、「ラストエンペラー」ほどのヒットには恵まれず、徐々にスターダムから遠のいていきます。

ジョン・ローンは仕事が減った?消えたように見える理由を考察

80年代は大人気だったジョン・ローンは、どうして消えたように見えるのでしょうか。以下、その理由を考察します。

#大作指向がなかった
ローンの存在感が薄まっていったのは、本人に「大作指向」がなかったからでしょう。たとえば、ローンは1993年にデヴィッド・クローネンバーグ監督「エム・バタフライ」に出演しています。

かなり作家性の濃い映画であり、ヒットはしにくい内容です。ローンはお金や人気よりも、仕事のやりがいを求め続けたのです。

#当時のハリウッドの状況
2010年代以降のハリウッドと比べると、有色人種が演じられる役が少なかったのも消えた要因です。当時のハリウッドはまだ白人に主導権があり、アジア系には大きな役がオファーされませんでした。

ローンといえども、業界の仕組みにはかなわなかったのです。