【煉獄のカルマ】連載は打ち切りだった?5巻最終回のネタバレ感想【漫画】

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ショッキングな少年漫画「煉獄のカルマ」

「煉獄のカルマ」は週刊少年マガジンで連載されていた少年漫画ですが、自殺というショッキングなテーマの問題作です。

ここからは、ネタバレになります。本作品は高校編と集団自殺編の二部形式に分かれています。

高校編の主人公は、家庭にも学校にも居場所がない男子高生です。父親に厳しく叱責され、同級生からいじめを受けた日に、学校の屋上から飛び降ります。

けれど、カルマという謎の美女が現れて、「自殺をすると周囲の6人が不幸になる」「その6人を救わねばならない」と言われます。主人公は成仏できないまま、自分と縁があった6人を助けるために行動します。

集団自殺編では、アイドル志望のヒロインが将来に絶望するところからストーリーが始まります。

集団自殺のグループに入りますが、自分だけ生き残ってしまいます。そこへ、カルマが現れて「あなたのせいで不幸になった6人を救いなさい」と命じられます。

本作品の特徴は、現実社会の過酷さがリアルに描かれているところです。特に、高校編のいじめは残酷です。衝撃的なシーンが続く作品ですが、現実を反映しているために、考えさせられるところが多いです。

「煉獄のカルマ」の評判について

「煉獄のカルマ」は2015年に単行本全5巻が発売されて、完全に終了しました。

続編が出る予定はありません。全5巻で完結したので、「煉獄のカルマ」は打ち切られたのではないかと噂になりました。人気が高い少年漫画は、長期連載になる傾向があるからです。

「煉獄のカルマ」に寄せられた感想は、評価が二つに分かれています。高評価の理由は、作画の美しさと自殺にまつわるリアリティです。現実的な問題に向き合ったところが、評価の高さにつながりました。

けれど、いじめの凄惨さに耐えられないという読者は低評価をつけています。リアルな描写が、生々しく感じられたからです。

また、「煉獄のカルマ」のラストで、高校編の主人公が生き返ったところも賛否両論でした。

救いを見出した読者もいれば、ご都合主義に感じた読者もいました。「煉獄のカルマ」は重いテーマを扱っているために、評価が割れてしまいました。

連載中から、低評価の意見を無視できなかったのかもしれません。「煉獄のカルマ」は、打ち切りになった可能性が高いです。