【さとうきび畑の唄】ネタバレ感想|沖縄戦を描いたドラマの結末は?

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「さとうきび畑の唄」の概要とあらすじ

ドラマ「さとうきび畑」の作品レビューや評価、感想の前に作品の概要とあらすじについて解説します。

この作品は、寺島尚彦が作詞作曲を手がけた名曲「さとうきび畑」をモチーフに、遊川和彦が脚本を書き、明石家さんまが主演を務めました。

作品のあらすじは、那覇で小さな写真館を営む平山一家の幸せな日常からスタートします。人が良い写真館の店主、平山幸一は妻の美知子と子供達と幸せな日々を送っていました。ですが、昭和19年。突如としてその平和な生活は終わりを迎えます。

サイパンの日本軍が玉砕し、米軍が沖縄上陸を目指しているという噂が広がります。やがて長男には召集令状が届き、他の子供達も戦争に巻き込まれていきます。そして、とうとう47歳の幸一の元にも召集令状が届きました。出征の日。幸一は、子供達に向かって命の大切さについて話し始めます。

この作品の評価は非常に高く、平成15年度の文化庁芸術祭大賞を受賞しました。

「さとうきび畑の唄」結末

ドラマ「さとうきび畑の唄」の結末は、沖縄戦の悲劇と家族の愛を描いたものとなりました。

幸一は、上司に命令され、敵兵に銃を向けます。ですが、どうしても撃つことはできませんでした。「私は、人を殺すために生まれてきたんじゃない」と叫び、上司によって撃たれてしまいます。

1945年8月に戦争は終戦を迎えます。収容所にいる美知子達はアメリカ兵から幸一が亡くなった事を告げられます。そして、幸一の遺品であるカメラの中には、人々の笑顔の写真がたくさん入っていました。美知子達は改めて幸一の素晴らしさを思い、泣き崩れるのでした。2003年。祖母の話を聞き終えた孫娘は、自分がいかに平和な時代を生きているかを実感します。

ドラマのレビューはネットにもたくさん書かれ、感想も多く寄せられました。涙が止まらなかったや、明石家さんまさんの演技に感動したという高い評価が多くあり、戦争によって引き裂かれた家族の愛が人々の心を揺さぶったようです。

作品の評価が高いのは、見事な脚本と数々の映画やドラマに出演している豪華俳優陣による演技力の賜物です。