イギー犬種はボストンテリア!ジョジョ3部かわいいイギーの過去や最後をご紹介

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主人公と共に敵と戦う人外キャラクター

初登場時と後期では顔が異なる

第3部中盤から加入した新メンバーであるイギーは当初、ファンの間からはブサ顔と呼ばれる造形でした。これはモデルになった犬種であるボストンテリアの表情を再現したものです。

話が進むにつれ、マンガ的なデフォルメが施された凛々しい顔つきになりましたが、これは作中での存在感が強くなった結果とされています。

イギーの考え方の変化

イギーは知能が高い故に人間を見下す自惚れの強い性格であり、唯我独尊な生き方をしていました。主人公たちの仲間になる以前は金持ちに飼われていましたが、自分より頭が悪い人間に庇護されていることが我慢できずに逃げ出し、その後は複数の野良犬を束ねて気ままに暮らしていました。

主人公の仲間になったのも半ば無理矢理同行させられた結果なので、合流してからもしばらくの間は非協力的でした。隙を見て逃げ出そうとしたこともありましたが、偶然出会った犬好きの少年が敵に襲われそうになった際は身を挺してかばうなど、実は正義感が強く情に厚い性格だったことが明らかになります。

イギーは優秀だったために周りとそりが合わず精神的には孤独だった過去を持ったキャラクターです。「自分はひとりでも生きていける」という認識でしたが、主人公たちと一緒に過ごすうちに仲間と共に居ることの大切さを実感するようになります。その考え方の変化が容姿の変貌にも繋がったと言えるでしょう。

スタンドの名前の意味

イギーは主人公と同様、スタンド使いと呼ばれる特殊能力の持ち主です。スタンドの名前は『愚者』と書いて『ザ・フール』と読みます。

ポジティブなイメージがない名前ですが、スタンドの名前のほとんどはタロットカードから取られているので、愚者の名前も一般的な意味とは異なっています。愚者のカードには常識や先入観にとらわれず、自由気ままに生きる放浪者が描かれていますが、これはイギーの生き様を象徴していると言えるでしょう。

人間ではないのにスタンドを使う、そのスタンドは微小な砂の集まりなので力任せでは倒せないなど作中の常識や先入観にとらわれないのもまさに愚者そのものです。戦闘力も高く、イギー自身は主人公と互角と考えています。