千と千尋だるまの名前は?ジブリ映画都市伝説、3つの頭の正体が恐怖!

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千と千尋の神隠しに登場する「だるま」とは?

千と千尋の神隠しで「だるま」などと呼ばれているキャラクターは、湯婆婆の屋敷内のシーンに登場する、緑色の肌をした髭面の男性の大きな頭のことです。

ほぼ同じフォルムの頭が3つセットで行動しています。頭部のみで首から下の体はありません。セリフは「おい、おい」だけ。坊の部屋に千尋が忍び込んだときなどに現れています。

ちなみに正式なキャラクターの名前は「頭(かしら)」です。

3つの頭は一体何者なのか?

かなりインパクトの大きいキャラですが、物語の中ではその正体について具体的な言及などはされていません。この頭の正体については現在もさまざまな考察が行われています。

考察の中で有力視されている説が、「舞首」ではないかというものです。舞首とは、日本に古くから伝わる妖怪・怨霊です。その由来ははるか昔、鎌倉時代のこと。

神奈川県の伊豆の辺りに小三太・又重・悪五郎という仲の悪い3人の武士がいました。この3人がある夜が激しい争いを起こし、その中でお互いの首を斬り合い3人とも死んでしまったのです。

しかし、この3人のお互いへの強い恨みは死してなお残り、首だけになってからも争いを続け、怨霊と化しました。これが舞首です。

死後も憎しみにとらわれ妖怪になってしまうなんて非常に恐ろしいですよね。舞首は3つの首がセットで争うようにしていますが、3つの首が一緒に行動しているという部分や、猛々しい武者を思わせるような風貌から、頭の正体は舞首ではないかと考察されているのです。