チョコレートドーナツマルコ死因は?実話って本当?映画の結末から考察!ネタバレあり

映画

差別や偏見の眼差しが大多数!同性愛への理解

「チョコレートドーナツ」が発表されて以来、長きにわたって多くの人に支持されているのは、多くのメッセージ性を含んでいるからではないでしょうか。人種差別や人権、同性愛などといった答えを出すのが難しい課題について、真正面から取り組んだ傑作と言っても良いかもしれません。

本作品は、男性同士が車内で抱き合っているところを巡回中の警察官が見つけ、軽蔑的な態度と言葉で注意する場面から始まります。この二人の男性こそが、主人公のルディーとポールです。

今でこそ、多様性が尊重されるようになってきており、同棲愛への寛容さも認められるようになりましたが、1970年代は差別や偏見の目で見られるケースがほとんどでした。

育児放棄状態が判明!子どもを引き取ることに

同性愛者のルディーが暮らすアパートの隣には、若い母親と幼い子どもが暮らしており、どうやら育児放棄状態にあるということがわかります。母親は夜になると男性と共に外出するなどして、子どもに対して愛情を十分に注いでいない状況が判明。

ある時、ルディーはあまりにも隣の部屋から聴こえる音楽がうるさいため、怒鳴り込んで注意をします。その居室内は散らかり放題であり、足の踏み場もない中、片隅で子どもが泣いているのを発見。

可哀そうだと思ったルディーはポールと相談して、母親が違法薬物で逮捕されたことを契機に子どもを二人で引き取って育てることにしました。そこで子どもの名前はマルコとわかります。