【遊戯王ヴレインズ】アニメ打ち切りの理由と反省点を解説!【放送終了】

アニメ

ストーリーが偏りすぎていた問題

『遊戯王ヴレインズ』は仮想現実の電脳空間を主な舞台都市、人間とAIの対立を中心に据えたストーリーでした。

そして扱うテーマの問題なのか、他のシリーズと比較しても重い内容が多く、主人公たちキャラクターの日常的なシーンや話があまり描かれませんでした。

過去のシリーズでは、学園生活やキャラクターのプライベートなどのシーンも的確に盛り込まれておりストーリーのバランスがとれていただけに、キャラクター目線で視聴している層には受けが悪かったようです。

また、対立するAIであるイグニス達に救いがなさ過ぎた、という意見も多く聞かれます。散り方や扱われ方をバッドエンドと見る向きも多く、もう少しやり用はなかったのか、という声も多いようです。

ストーリーとカードゲームのバランス調整に失敗した

アニメ『遊戯王』のシリーズは、カードゲームの『遊戯王デュエルモンスターズ』の販促を目的の一つとして制作されています。

しかし、ストーリー中のデュエルと実際のカードゲームとのバランス調整がうまくいかず、結果としてシリーズ史上初となる「アニメ主人公のエースカードが当該アニメの放送中に実際のカードゲームで禁止指定されてしまう」という事態を招いてしまいました。

このような、実際のカードゲームとの調整のまずさも、放送打ち切りの理由のひとつになったと言われています。

昔のカードをライバルキャラの使用カードとして再登場させる、など古参のプレイヤーをニヤリとさせるような面白い演出もあったのですけどね。