物語の結末
邪魔者がいなくなったココは、ヨルムンガン計画の発動のためにさらに行動を続けていきます。
その一方で、ココのもとを離れキャスパーと一緒に暮らしていたヨナでしたが、キャスパーとの考え方も合わないことが次第にわかってきました。
ヨナがどうすることもできないままに、2年間の月日が経過します。ココのヨルムンガンド発動計画はいよいよ最終的な局面を迎えて、ヨルムンガンドを完成させるためのロケットの輸送が必要になりました。
このロケットを輸送させる仕事をココが依頼したのは兄のキャスパーの部隊で、ここで二人は互いの意見を激しくぶつけあいます。
ココが言うような世界平和が実現しないことを忠告するキャスパーですが、ヨルムンガンドは予定通り完成して、あとは発動を待つばかりになります。
ヨナはキャスターのもとを離れて、ココと再び再開し物語はエンディングを迎えます。
ココはヨナに「自分と世界とおかしいのはどちらだ」と問いかけますが、ヨナはその問いに対する答えがわからないまま、もう一度ココのもとに戻ることを決断して、物語は終焉します。
今読んでもおもしろい「ヨルムンガンド」
2006年から2012年まで月間少年サンデージェネックスに連載されていた「ヨルムンガンド」は、世界平和を願う女武器商人が活躍する一風変わったガンアクションです。
エンディングまでの展開が早かったことから打ち切りで終わったことが推測されていますが、結末ではこれまで物語で謎であった部分も明らかになっています。
