ヘルタースケルターラスト見世物小屋シーン考察!ラストで監督が伝えたい意味は?

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ヘルタースケルターの映画のストーリー

ヘルタースケルターは人気モデル・りりこを主人公とする物語です。このりりこを沢尻エリカが演じました。りりこはその美貌や抜群のスタイルで絶大な人気を集める一方、実はほぼ原形のない全身整形を施しているという秘密を持っています。

整形状態を維持するため、厳しい定期メンテナンスや薬の服用を行う毎日。しかし、そのような努力も虚しく、りりこの体には不調が多く発生するようになり、また新人モデル・こずえの人気に押され始めるなど、芸能界における立ち位置にも徐々に陰りが見えてきます。肉体と同じく精神もボロボロになっていくりりこ。

そしてある日出演した番組で幻覚に襲われ倒れるという大失態を犯してしまいます。そんな中、自らの整形疑惑や整形を担当した美容クリニックの違法行為が取り沙汰されることに。最早メンテナンスのしようがない状態のりりこはボロボロになった体をメイクで隠しながら記者会見に臨み、その場で片目にナイフを突きたてました。

それから何年か後、海外で撮影を終えたこずえは立ち寄った見世物小屋のようなクラブで、ボロボロの体を美しく着飾ったりりこの姿を見るのです。

ヘルタースケルターの漫画の結末は?

ヘルタースケルターの原作漫画のラストは映画のラストとほぼ同じです。ただし、ラストに至るまでの過程に少し異なる部分があります。

漫画では映画のような実際の記者会見は行わず、記者会見の直前にりりこは抉り抜かれた片目だけを楽屋に残し、忽然と失踪してしまうという流れです。