パーフェクトブルー考察!アニメ映画作品結末は?ネタバレあり解説

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一連の犯人は主人公のマネージャー!

パーフェクトブルーについて結末のネタバレをすると、ストーカーやブログのなりすましなど一連の事件を引き起こした犯人は、未麻のマネージャーであり、元アイドルでもあったルミです。

売れないアイドル時代を経験してきたルミは、クライマックスで未麻がアイドルの頃に着ていた衣装で登場します。この場面からルミが人気アイドルとして活躍していた未麻に自分を重ね合わせたかった事が想像できます。

ルミにとって未麻が女優としても活躍していく事は、アイドル時代の自分を否定され、未麻と自分は違うという事を突きつけられる事だったのかもしれません。

ルミはドラマの脚本家やカメラマンなどアイドルであった頃の自分のイメージを壊した人たちを許す事ができず、次々と殺人に手を染めてしまうのです。

そして最終的にはルミ自身が完全に未麻であると思い込んでしまい、未麻を殺そうとします。しかし、未麻は錯乱状態のルミから逃れて、一命を取り留める事ができました。

その後、数年が経ち、ルミがいる病院を訪れた未麻が帰り際に「私は本物だよ」と一言呟いてこのアニメ映画は幕を閉じます。

視聴を重ねるごとに奥深さを感じる事ができるアニメ映画です!

パーフェクトブルーは、様々な人間のリアルな心理状態が描かれているミステリアスなアニメ映画と言えるでしょう。

初めて見る方には理解できないシーンもあるかもしれません。ただ、何回か視聴していく内にその奥深さに引込まれていく事でしょう。