デスノートLの本名はローライト?登場から最期の活躍を夜神月等の関係性から考察

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Lと夜神月の不思議な関係性

Lと夜神月が初めて対峙したのは、大学入試会場です。キラの正体を探る為、Lは月と同じ大学に入学しようと試みます。実際に彼らが言葉を初めて交わしたのは名門大学の入学式です。

大胆にもLは自分の正体を明かした上で月に接触します。その後、二人はお互いに相手の正体を水面下で探り合う奇妙な友人関係を始めていきます。両者とも同等の運動神経と推理力を持ち、キラと探偵という立場でなければ親友になり得た間柄だったと考察出来ます。Lも月を犯人扱いしながらも実際に顔を合わせる際は普通に接しており、むしろ好意的に見ていた感じさえあります。

いわゆるヨツバ編では、月がデスノート関連の記憶を喪失した結果、善人の好青年に戻っています。作中、夜神月は主人公でありながら常に狡猾な悪人、独善的な正義を執行する犯人なのですが、彼らもまたノートや死神に魅了された犠牲者だったのかもしれません。

策略の一部だったとはいえ、記憶を失った時期の月はLとも良好な信頼関係を築き、純粋にヨツバに潜む犯人を追い詰めるため努力を惜しみませんでした。

Lはキラこと夜神月をぎりぎりまで追い詰めた名探偵

キラ対Lの壮絶な闘いは、月が最終的に勝利しましたが、その勝利は普通の人間が知覚できない死神の存在やデスノートの効力、レムの愛情や恋人ミサの恋心等の狡猾に悪用した結果です。

一騎打ちの場面ではLが月を一歩リードする展開が殆どで、キラこと月自身は最期まで本名の「エル・ローライト」を特定出来ませんでした。